■開催の主旨とお誘い
金沢市の歴史的市街地にはまだ約8千棟の町家(昭和25年以前に建てられた木造住宅)が残っています。しかしながら、近年毎年約300棟近くが取り壊されており、「歴史都市」に認定された金沢の都市資産が消滅の一途を辿っています。
このような状況を打破すべく、NPO法人金澤町家研究会が組織され、調査研究活動を展開してきました。また、金沢職人大学校の修了生が修復工事を請け負うためにLLP金澤町家も立ち上がりました。活動を始めてまだ4年、これからどのように進んでいったら良いのか、全国のみなさまの取り組みや経験、お考えを私達にいただきたく今回の交流会を開催するものです。たくさんの叡智が結集し、全国の町家再生活動に対して、具体的な方向性や行動プログラムを提唱できますようみなさまのご参加をお待ち申し上げます。
NPO法人金澤町家研究会理事長 川上光彦
実行委員長 武藤清秀
■金沢大会のテーマ
『町家の再生活用と流通促進に向けて 誰が何をすべきか』
町家が多数取り壊されている流れを少しでも食い止め、町家の再生活用と市場流通性を高めるための具体的な行動指針やキーワードを導くためのディスカッションを行います。
① 金沢を含む参加都市が直面している現状と課題を提示し、各都市の活動事例と比較することで、共通の解決策と都市規模に応じた解決策を明らかにします。
② 町家に関わる主体(利害関係者)ごとに課題や解決策、支援策などを議論することで、一般論でなく具体論を導き出すようにします。
町家居住者、空き町家所有者、町家住まい希望者へどうアプローチすべきか
不動産業者とどのようにタイアップすべきか
技術者が町家の改修現場を獲得するにはどうすべきか
■プログラムとスケジュール
10月16日(金)
16:00~18:00 改修現場見学会(ツアー形式)
10月17日(土)
11:00~12:00 金沢職人大学校施設見学(自由見学)
13:30~14:00 オリエンテーション
14:00~14:40 事例報告
15:00~17:00 分科会
18:30~21:30 町家居酒屋ハシゴ交流(浅野川界隈)
10月18日(日)
09:00~10:00 分科会報告
10:10~11:30 全体討議
11:30~11:45 大会アピールと次回開催地紹介
13:00〜 町家町並み見学会(ツアー形式)/町家巡遊2009(自由参加)
(町家巡遊09については右ブログをご覧ください。 http://machiya09.exblog.jp/)
17日午前・午後と18日午前のプログラムは金沢市民芸術村で行います。
金沢市大和町1−1(金沢駅から徒歩15分、タクシー5分)
■登録者への詳細プログラムのご案内
金沢大会への参加を希望される方は事前に下記の内容を登録してください。登録は参加者1名ごとに行ってください。
なお、一部のプログラム参加でも結構です。
登録いただいた方へ7月に詳細なプログラムをお送りし分科会や交流会、町家宿泊等の希望をお聞きします。
会費 資料代3千円(学生1千円)
町家居酒屋ハシゴ交流参加費4千円前後(会場により異なります、次回の案内で選んでいただきます)
◇参加者情報
氏名
所属
職業
e-mail
TEL
FAX
住所〒
◇参加を希望されるプログラム(○印を記入してください)
16日(金)
改修現場見学会
17日(土)
事例報告
分科会
町家居酒屋ハシゴ交流
18日(日)
全体討議
町家町並み見学会
◇町家宿泊
人数は限定されますが、町家での宿泊も用意します。浅野川界隈中心に打診中です。
ただし、雑魚寝に近い状態であり、近くの銭湯を利用してもらうことになりますことをご了承下さい。
料金は3千円/泊・人です。
希望される方は○印を記入してください。
16日(金)晩
17日(土)晩
18日(日)晩
7月10日までに下記宛送信してください。
■登録・問い合わせ
全国町家再生交流会2009金沢大会 事務局 水野雅男
e-mail:kanazawa-machiya@nifty.com
FAX :076-263-6384
TEL :076-263-6380
郵送先:〒920−0992 金沢市上柿木畠4−1 202